Cross Talk

チーム座談会

メンバー同士で支え合いながら、
良好な職場環境の中で
プロジェクトを推進していく喜び

Cross Talk

大杉と稲垣は、入社年次は2年違えども、社会人経験年数は同じ。そんな二人が最初に協働したのは、同じ大規模再開発プロジェクト。現在も同じ部署で働き続けながら、それぞれが異なるプロジェクトにも携わっている。大杉と稲垣に、NTT都市開発のプロジェクトの推進の仕方やメンバー間の協業について語ってもらった。

Profile

大杉 博弥

開発本部 開発推進部 担当課長(取材当時)
2016年入社

稲垣 悠

開発本部 開発推進部 担当課長代理(取材当時)
2018年入社

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NTT都市開発に入社するまでのキャリアと入社を決めた理由を教えてください。

大杉

前職のデベロッパーでは、複合再開発事業の開発推進業務と、オフィスビル新規テナント営業やオフィスビルのPM業務を経験しました。その中で最も携わりたいと思っていたのは開発推進業務。転職した動機はいくつかありますが、当時から妻と共働きで、前職の環境ではこの先、子供ができたとしても、一緒に子育てができる状況ではないなと思い転職を決意。その時ちょうど、当社の再開発事業「神田駅西口地区まちづくり」プロジェクトの人材募集があったんです。大きいプロジェクトでやりがいがありそうだと思ったし、それまでNTT都市開発ではここまで大規模な再開発事業の経験がなかったため、新たな人材を求めているというところにも魅力を感じました。これまで自分が培ってきたスキルを発揮して、貢献できるなと。

稲垣

前々職では市街地再開発事業コンサルに所属し、前職では不動産鑑定業界の専門職として都内の不動産鑑定業務を担当。ずっと開発を支援する立場で働いている中で、いつか自ら投資をして開発を実施するデベロッパー業界へ転職したいと思っていたのが転職の一つの理由です。もう一つの理由は、ワークライフバランスを保てる会社を探していたこと。そんな中、不動産鑑定士として一通り成長できたかなと思えたタイミングで、大杉さんの2年後、同じく「神田駅西口地区まちづくり」プロジェクトの人材募集がかかったので応募しました。

大杉

ワークライフバランスを保てる会社だというのは大きいですよね。私は知人から、「働きやすいいい会社」だと聞いていて、ホワイト企業のイメージを持っていました。

稲垣

私の場合、当社が前職のお客様だったので、社員の方々の雰囲気が良くて、かつホワイト企業であることを肌で感じていました。

大杉

今、生活を大事にした上で働けているから、お互い、当社を選んで正解でしたね。実は今日も子供の迎えに行きます。そういう時間が取れるのは本当にありがたいです。

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一緒に取り組んでいる「神田駅西口地区まちづくり」プロジェクトの概要と、お互いの役割分担を教えてください。

大杉

私たちが取り組んでいるのは、300人超の地権者がいる、JR神田駅西口の5.8haのエリアの再開発事業の推進です。当社が手掛けた大手町での再開発事業「大手町プレイス」でも開発範囲は約2haであるのに対して、本プロジェクトはその3個分。開発範囲や地権者数などの観点から非常に難易度の高いプロジェクトだと言えます。そんな中、私は稲垣さんが入社するまでは、地権者の皆さんに向けて、協議会や準備組合への加入促進活動を行なっていました。

稲垣

私が入社したときはすでに準備組合が立ち上がっていました。

大杉

おかげさまで多くの方々に加入していただき、2017年12月に準備組合を立ち上げることができました。当社が重視しているのは「街の人たちのために」という軸。そのため地権者の方々には「みんなで一緒にやっていきましょう」と訴えかけやすいです。

稲垣

私がプロジェクトにジョインしたとき、チームメンバーはリーダーを含めて5人。これだけ大規模なプロジェクトのわりに人数は少ないですよね。

大杉

確かに。地権者対応、行政協議、説明会の開催など膨大な仕事量がある中、キャリア入社のメンバーとしてはお互いのこれまでの経験が発揮できるところを活かしながら、役割分担を行い、なんとか業務をこなして、プロジェクトを推進していったように思います。

稲垣

大杉さんが土地の購入を含めた地権者対応、私は行政協議やコンサル対応という役割分担でしたね。

大杉

ありがたかったのは、稲垣さんが不動産鑑定士であること。土地を購入する際、稲垣さんに「この価格はどれくらい?」と聞くと、適正価格を即答してくれて、すごく話が早い。

稲垣

前職とは違う業務も多々ありますが、評価のタイミングは出てくるので、そこで前職のスキルが活かせます。私としてもわからないことがあると「大杉さんに聞こう!」といろんな場面で頼りにさせてもらっています。

大杉

メンバーはキャリア入社組が多く、それぞれが違う分野のスキルを持っているため、コミュニケーションを取って力を結集できたとき、プロジェクト推進力はぐんとアップしますね。

その中で印象に残っていることを教えてください。

大杉

メンバーみんなと力を合わせて、上司からの怒涛の要望(笑)をともに乗り越えてきたことです。多忙ながらもメンバー間で助け合うことができてチームの雰囲気はすごくいいですね。

稲垣

当時は出張にもよく行っていましたね。

大杉

地権者の皆様向けの事例紹介のために、日本全国各地にメンバーみんなで出張して、再開発の事例などをヒアリングしに行って……。その時は仕事終わりにみんなで飲むこともおおかったですし、それぞれのプライベートの状態なども含め、お互いのことがよくわかっていました(笑)。

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現在取り組んでいるプロジェクトは?

大杉

「神田駅西口地区まちづくり」プロジェクトは大規模再開発であるため、まだまだ続きます。それとは別に都内において法人数社で行う、開発事業も稲垣さんと一緒に取り組んでいます。

稲垣

本プロジェクトでの私の担当は、自分の得意分野である数字面です。

大杉

数字に強い稲垣さんがいてくれると非常に心強いです。

稲垣

本プロジェクトは、事業実施を決めていくタイミングで、「神田」のプロジェクトとフェーズが異なり、本プロジェクトならではの面白さがあります。

大杉

その一方で、法人数社で進めていくことの難しさもありますよね。これもまた新たな試練です。

稲垣

上記の他に、都内と地方のNTTCRE開発(※)という、場所やフェーズの異なるプロジェクトを担当させてもらい、私もまさにそれぞれのプロジェクトごとの難しさと面白さを日々感じています。

大杉

私も稲垣さんとは別の地方のNTTCRE開発を推進中です。地方はどうしても東京より市場性が低いですし、最初は土地勘がなくて苦労しました。その一方でグループの土地や建物が元々あるので、土地を一から仕入れる必要がないというメリットもあります。いずれにしても東京のプロジェクトとは考えることがまた違うため、新しい知見が得られるのは確かで、そこに面白さを感じています。

プロジェクトに取り組むやりがいとは?

稲垣

本当のやりがいは竣工した時だと思いますが、それは少し遠い話。とはいえ、建物が完成するまでのプロセスでは、法律上の手続きだったり、意思決定だったりのステップがあります。そのステップを社内外調整・連携して、1つずつ超えていったとき、プロジェクトの真ん中に身を置いているダイナミックさややりがいを感じます。

大杉

同感です。事業を推進する上で納得を得ながら進めていかなければならない関係者は非常に多く、しかもそれぞれが考えていることはさまざま。そこを説得調整していくことは至難の業です。そんな推進の過程で、関係者の方々から信頼を得ることできたときはやりがいを感じます。例えば、「神田」のプロジェクトでも、地権者の方との不動産売買の際に「大杉と取引してよかった」と言ってもらえたときは本当に嬉しかったですね。

※NTTCRE開発:NTTグループの所有地の建て替えに関連した開発計画策定や都市活性化の検討

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今後の目標や夢は?

稲垣

直近の目標は、担当しているプロジェクトを一歩でも推進し、建物を完成させることです。

大杉

本当に。なるべく早期に推進し、竣工に近づけたいですね。

稲垣

その先の目標としては、自分の専門分野を極めること。デベロッパーで働く不動産鑑定士ってあまりいないと思うので、鑑定や事業のことなどの知識や知見をさらに深め、不動産の専門家として社内外から頼りにされる存在になりたいと思っています。

大杉

今、プロジェクトによっては主導的に推進していける物件もでてきていますが、ゆくゆくは大規模プロジェクトでもプロジェクトマネージャーとして担当できるようになりたいですね。なんにせよ、可能ならずっと開発推進業務を手掛けていきたいです。

最後に入社を希望する方々へのメッセージをお願いします。

稲垣

当社はキャリア入社の社員と、プロパー社員との間に壁がありません。結構な割合でキャリア入社組がいるし、受け入れ感があります。そこは安心して来てください。

大杉

確かにそうですね。プライベートも含めて遊びに行きますし、入社当初も温かく受け入れて頂けました。

稲垣

人間関係が良好なのはすごく感じる。自分がやれることをコツコツやっていると、「助かっているよ」とさりげなく声をかけてくれる人がいたり。

大杉

「ありがとう」と感謝してくれるから一層やる気が湧くし、プロジェクトで得た知識やスキルをさらに磨いて、次に活かしていこうという気にもなります。それが自分の成長につながっているのも実感しています。

稲垣

そうですね。当社はいろんな経験・スキルを持った社員の集合体。自分たちとは違う経験やスキルを持つ方々と一緒にプロジェクトに取り組むことができたら嬉しいです。